カイリュー後編(各論)

ま た せ た な !
カイリューを育てる際は基本的に総論を見てもらって、各自の好みにチューンナップして欲しいんだけど、
『あんなの読むの面倒だから手っ取り早くオススメの努力値と技を教えろよ!』
って声が聞こえてきそうだから、この各論では自分が使ってる型を紹介するよ。
おいしいエッセンスだけを抽出した回なので、読みやすいはず(前回に比べればな!)。
総論に詳しく書いたダメージ計算や耐久調整については説明を大幅に省いているので、
疑問が沸いたら、前回の記事で確認してね!
喋りたいことは大体前回で話したからさっそく本編に入っちゃうよ。


カイリュー(各論)
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種族値 91-134-95-100-100-80
タイプ 竜・飛行
特性 精神力・マルチスケイル

目次
★まえがき
★鉢巻型
★竜舞型
★特殊基本型
★次回予告


★鉢巻型
いじっぱり マルチスケイル
H196 A188 B4 D108 S12
191-195-116-108-134-102 ※個体値は6V想定
(逆鱗/神速/炎のパンチ/瓦割)@拘り鉢巻

 Aは逆鱗でH252ロトムを確1まで持っていくライン。他はハバンアス貫通、特化スイクン確2など。
神速で並の耐久のやつらを確2に持っていけます(調整ボルトなど)。
耐久はラティの眼鏡流星までを目指したテンプレ。残りS、同族を抜けるかもしれないという気休め程度。
この型の強さは201ガブの逆鱗耐え調整を高乱数で崩せること。
鉢巻神速による終盤の全抜きエースをこなすことです。
また、神速のお陰で腐ると言うことはまずありえないという安心感もありがたいところ。
 炎のパンチは鉢巻のお陰でH252グロスに確2がとれ、大抵のハッサム、ナットを一撃で屠ります。
瓦割はH244バンギを確定、ドランを確2で持っていきます。
逆鱗、神速は外せない技で、他二つが候補となりますがそれらを抜くなら、地震が必須となります。
が、地震は無効化されやすい技なので、非常に使いにくい。読みに自信があるならどうぞ。
他の候補技はドラクロ、エッジ、燕など。
ラクロは対竜状態のときラティアス以外なら思考停止で打てるのが強み。
エッジは物理受けサンダーなどを崩せる点が評価できますが、これだけAに割けば逆鱗で十分でしょう。
燕は格闘を意識する場合。ドラクロのように気楽に打てます。
 立ち回りですが、オールラウンダーなので、特に注意すべき点はありません。
序盤から思考停止の逆鱗で圧力をかけたり、終盤に神速で全抜きを狙ったりとあらゆる場面で活躍できます。


★竜舞型

いじっぱり マルチスケイル
H196 A100 S212
191-183-115-108-120-127 ※個体値は6Vを想定
(竜の舞/逆鱗/ストーンエッジ/地震)@ラムの実

 その特性からカイリューは実に多くの相手を基点にすることが出来ます。
火傷と麻痺は竜舞型を使用する上で致命傷と言えるので持ち物はラムが最安定です。
もし、発動しなくても逆鱗の混乱を直してくれるので持つだけで安心。
Sは一舞い後、最速120族抜き。Sに振ることから努力値が足りないので、
耐久は最低限のものを確保。残りをAとしています。
しかし、これだと地震でH252グロスが確2になりません(低乱数を2回ひいたときだけですが)。
どうしてもグロスを意識するなら、H196 A116 S196という振り方もありです。
(これだと、Sは116族、スカーフバンギ抜きとなります。120族を意識しないなら)
 竜舞逆鱗は確定として、他の二つの技について。
せっかく拘っていないので、優秀なサブウエポンの地震を採用しています。
炎のパンチではグロス対面を任せきれないので、ほぼ確定。
あとの一つですが、エッジ、瓦割、炎のパンチからの選択になります。
僕はPTの都合からエッジを採用していますが、調整ボルトやサンダー意識ゆえ。
このA振りだと一舞逆鱗では落としきれないことが多々あるからです。
バンギが嫌なら瓦、ハッサムナットが嫌なら炎のパンチを採用と、その辺はPTと相談。
ただ、炎のパンチを採用する場合、風船ドランとのタイマンがかなり辛くなります。そこは要注意。
 立ち回りですが、基本的に中盤以降の選出となります。他のポケモンで様子を見て、誰の前で舞うかしっかり決めましょう。
マルスケが潰れてしまった場合かつ一度舞ったら死ぬまで戦わなければならないからです。
場合によっては舞わずに戦うという選択(一舞では落とせないが、ニ発殴れば落ちる場合)、
あるいは二回舞うという選択(裏にスカーフドラゴンが控えていそうな場合)も必要でしょう。
この型は神速がないので、襷持ちの竜には十分注意してください。


★特殊基本型

ひかえめ マルチスケイル
H196 C252 S60
191-138-115-167-120-108 ※個体値は6Vを想定
(流星群/神速/大文字/10万ボルト)@ドラゴンジュエル

 努力値についてはもはや説明不要でしょう。
Cぶっぱ、最低限の耐久を確保。残りをSに振ったという感じです。
一応S4振りロトムを抜いていますが、どうしても抜きたいなら、お好みでCを削ってSに割くのもありです。
ただ、そうするとドラジュ流星がH252ロトムは確定から外れます(かなりの高乱数ですが)。
 ダメージ計算については前回の記事の特殊技欄に詳しく載っているのでそちらを参考に。
メインウエポンの流星群、神速は確定として、問題はサブウエポンの選択です。
鋼に対する有効打が欲しいので文字か気合玉のどちらかは必須。
気合玉にするとバンギと勝てるようになり(当たれば)、文字だとグロスに勝てるようになります(当たれば)。
もちろん両方採用するのもありですね。他の候補は電気技と暴風。
命中安定技が無いこと、呼ぶ水に刺さることからサンプルでは10万を採用していますが、雨パの処理を任せるなら雷。
あるいは、流星群を打ちたくないときに使える第二のメインウエポンの暴風も有用な技です。
 立ち回りですが、物理型と違ってメイン技の連射が効かないので、思考停止でぶっぱはよろしくないです。
使う場面を見極めるためにも中盤を任せるのが良さそうです。
範囲は広いですが、2タテ、3タテは難しいので最初に誰を倒させるのか決めておきましょう。
タイマンなら大抵の相手に勝てます。
初手で出す場合はサブウエポンで弱点を付ける相手が出てきそうな相手が出てきそうなときだけ。
物理型との大きな違いは逆鱗で技固定されないので、仮に相手が襷であっても神速で狩れること。これに尽きます。
ただしそこは読まれるので、あえて神速を使わず、交代先に刺さる技を使うという選択も時には必要です。
これが成功すると大きなアドバンテージが得られるので場合によってはそこで勝敗決するということも少なくありません。


★次回予告

ほひー、ようやくカイリューと言う重い呪縛から開放された。
この子はポテンシャル高いからやっぱり考察してて楽しいね。
全てを伝えきれたか?と聞かれると素直に首を縦に振れないけれど。
環境が変わったり、他の有用な型を思いついたりしたら、また補完編を書くかもしれません。
・・・書かないかもしれませんwww
さてさて、次回はランターン。友人の許可がとれたので、晒すよ^^
僕と彼の共通の知人の間でも非常に評価の高い型。期待していいんじゃないかな。
ではでは。