エルフドラン+ガルーラクレセ+とんボルチェン


☆コンセプト

エルフーンヒードランによる絶妙な相性保管をイかしたいというのが構築の原点。
このコンビネーションはうっとりするほど綺麗で、サザンガルドには一歩遅れを取るものの、岩と霊以外は全て半減以下という非常に強力なサイクル戦を展開する。
コンビの片割れであるドランがステロを覚えるのも素晴らしい。
序盤はサイクルを回していき、もしも相手が隙を見せたらエルフーンのやどみがでフィニッシュに持って行く。

また、裏選出に説明不要のトップメタ=ガルーラクレセを据える。
その強さについては今更説明する必要はないだろう。
副産物としてクレセドランの並びを作ることも可能になるので、エルフドラン、クレセドラン、ガルーラクレセと選出に幅が出る。

この時点でバシャーモウルガモスメガゲンガーメガプテラゲッコウガがきつい。だから、そいつらにわりと強く出れて、かつ、とんボルチェンが楽しいスカーフランドロスと眼鏡水ロトムのコンビを据えた。
ヒードランと水ロトムヒードランランドロスエルフーンと水ロトムの相性もまずまず。

結果として今まで組んだ中で最も選出パターンの多い、真性サイクル構築となった。

第二シーズンに入り、起点構築が増えてサイクル戦はいまいちパッとしないと思う人もいるかもしれないが、エルフーンというポケモンは相手の展開を許さず、こちらから強引にサイクル戦を仕掛けることができる。
ゆえにこのポケモンの動かし方が構築のキモになってくるだろう。


エルフーン


145-x-134-106-121-140
宿り木の種/アンコール/身代わり/ムーンフォース@食べ残し

先制アンコールが強すぎるポケモン
選出画面にいるだけで多くの積みアタッカーに圧力をかける。
配分はこちらを参考にした。
ヒノアラシの人のオリジナルと異なるのは最速75族抜きのSと187-125メガヘラクロスを確2のC106を確保したところ。
代わりにDは少し柔い。

基本的にはヒードランとセットで選出し、サイクル戦を行う。
あるいは仕事を終えたドランが倒された相手を起点に展開していく。
繰り返しになるが、ステロ状態でのやどみがは本当に凶悪で、相手に対策がなければかなりの確率で試合が決まる。
ただ、全滅させるのに少しターン数がかかるので放置と切断は覚悟して頂きたい。

エルフは自然な構成でガッサメタになるのが素晴らしい。


ヒードラン


175-99-126-192-126-128
ステルスロック/オーバーヒート/ラスターカノン/岩石封じ@防塵ゴーグル

色々欲張りヒードラン
役割遂行と後続への負担を重視した。

調整先は以下の通り。

Sは準速75族抜き。
Cはオバヒでギルガルド確殺。
Hは16n-1。

普通のドランに比べると耐久低めだが、オボンを持たない限りHに振ってもそこまで確定数が変わらないようなので175で充分である。
Sは少し気がかりだが、ここまで振れば大抵のメガヘラとメガバナは抜けるのでそこまで問題はないかと(陽気メガヘラは犯罪)。

1サイクル目でステロを蒔き、2サイクル目以降はオバヒで負担をかけていく。
居座って攻撃したほうがいい場合(クレセやバナなど)は圏内に入れるまでサブのラスカで応戦。
エルフドランの強さの一つはドランにオバヒを採用しても相手に隙を与えにくいところである。
パなした後に積みポケが来たらノータイムでエルフにチェンジしよう。

最近ドランを起点に剣舞羽してくる不届きなファイアローがいるので、それを許さない岩石封じ。
鬼火も入らないので安定して狩れる。
いわゆるステロ+封じの形になるのでピンポにならず、後続のサポートなどに使えるのもポイント。
ビルドまで考慮し、命中率と火力を取る人は原始の力でもいいかもしれない(ただし、リザやガモスには封じの方がアドを取りやすい)。

防塵ゴーグルを持つことでビビヨンを完封し、地震と宿り木がないバナも圧倒することができる。
ガッサはエルフに任せよう。

注意して欲しいのはこのドランは基本的にフィニッシャーたりえないので、エルフが先に倒されなくてはならないということ。
むしろこのポケモンが倒された技を起点にエルフのアンコで展開したい。
あくまで本構築の主人公はエルフーンである。

他のポケモンが他人のパクリスペクトなのに対し、このドランだけはTwitterで某氏とやりとりしつつ自分の頭でしっかり考えた。
その甲斐あってか実際便利で選出機会は非常に多い。


クレセリア


227-x-181-95-150-113
サイコキネシス/ムーンフォース/冷凍ビーム/三日月の舞い@ゴツゴツメット

配分はこちらをそのまま頂いた。
(が、実はこのリンク先、B実数値が間違っている。指摘した方がいいのだろうか?)

いわゆる月光乱舞のクレセリア
技はテンプレに近いが、毒か電磁波かトリルが入る場所をムーンフォースに変えてある。
電磁波読みの挑発身代わりにうんざりしたのと、全体的に悪タイプが辛いので採用した。
(このC実値でどれほどの圧力があるかは不明だが、今のところゲッコウガとメガギャラの被選出率が100%なので打つ機会はそこそこある)。

相手のガルーラを受けたり、とんボルチェン後の受け入れ先になったり、こちらのガルーラ等を復活させたりと役割多数。
やはりこの肉壁がいるとパーティに安定感が出る。


メガガルーラ


181-177-120-72-120-167
猫だまし/捨て身タックル/地震/文字@ガルーラナイト

最強枠。
相手のガルーラが若干面倒なのでミラー意識の陽気猫捨て身。
技構成はザ・テンプラ。

特にいうことがない。
初手に出して暴れて、クレセで繋いで回復させてまた暴れる。

イージーっすな。

環境に異常なくらいクレセが多いので特殊ガルーラも考えたが、相手のガルーラに負けるので今回は採用を見合わせた。
(それに投げガルーラとか自力で孵化できない)


ランドロス(霊獣)


175-209-111-x-102-138
地震/岩雪崩/馬鹿力/蜻蛉返り@拘りスカーフ

強いやつ。
配分はこちらを参考にした。
とりあえずAをリンク先のまま頂き、メガライボルト抜きを施したところ、ボルトのめざ氷を確定耐えできなくなったので、Hを175にしてあと適当に。

当初はスカーフガブリアスを検討していたが、メガバンギに後出ししてワンキルできないので却下。
その後、圧倒的対ゲンガー性能を誇るスカーフワルビアルなどという地雷を夢想しつつも結局は汎用性の高いランドロスに。
決定打はやはりトンボで、クレセと合わせてよくいる物理ガルーラを押さえ込めるのが素敵(シャドボは犯罪)。
普通に殴っているだけで強いのだが、あえて短所をあげるなら持ち物を簡単に読まれること。
その点はガブの方が優秀かも。


ロトム(洗濯機)


145-x-127-138-127-151
ハイドロポンプ/10万ボルト/ボルトチェンジ/トリック@拘り眼鏡

構築の最後に入ってきたポケモン
ここまでの五匹を見渡して、水ポケモンと電気ポケモンが欲しかったので思考停止で入れた。
予想通り、ちょうどパズルのピースが埋まるような感覚でPTのかゆいところを埋めてくれている。
とりあえずスイクンマリルリに役割を持ちたかったので最速で眼鏡。
チョッキじゃないHだけのマリルリワンキル分のCを振って残りをHに回した。
技はよくあるやつ。
受けループに対して少し甘いと思ったので気休め程度のトリック。
でもどうせバナが出てくるので打つ機会はほとんどない。

ランドと合わせて第三の選出パターンを構成する。
この選出をするときはフリーズドライとかいう技にだけは注意したい。


☆選出パターン

サイクル展開の表選出

ガルーラが強い裏選出

上記の二つでキツい相手を倒す第三の選出
+何か


大体この3パターン。
相手が強力なスタートを切ってくるパーティ(カバルドンなど)の場合は例外的に初手にエルフを出すこともある。

選出率トップは多分ドラン
(さまざまなポケモンと相性保管良好だからなのだと推察する、一見微妙に見えるガルーラでも鬼火受けとしての役割を持つ)。



☆アトガキ

これは本日執り行われたぼっちエアあめおふ使用構築になる。
結果は0戦0勝0敗で予選通過。
決勝トーナメントも同様の成績で、無事優勝を納めることが出来た。

参加者のみなさん、本当にありがとう。お疲れ様でした。

……オフでたいね。